令和3年1月29日(金) 15時現在 天気:晴れ 気温:―5℃
今年の節分は124年ぶりに2月2日になるそうです。 節分って2月3日じゃないの?なんて思った方が多くいるかなと思います。私もその一人です。
ということで、ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、ブログでもお知らせいたします。
今年の節分はなぜ2月2日なの?
地球は太陽の周りを1周するのに、365日よりも長くかかっているのです。時間にするとおよそプラス5時間49分。
もし「1太陽年」が365.25日であれば、4年に1度、366日となる「うるう年」を入れるだけでズレを修正できるのですが、「2422」という半端な数字のため、「うるう年」だけではズレが解消できません。そのズレが積もっていった結果、節分の日が2月3日の前後に変わることが起きてくるのです。
節分が2月2日になるのは明治30年、1897年以来、実に124年ぶりの出来事なんです!
ということでした。
今は当たり前のように日々時間で動いていますが、それは自然の流れの中で人が定めたもの。昔の方が今よりも季節の移り変わりや自然に対して敏感に過ごせていたのかもしれません。季節感、行事を楽しみながら一年を過ごしていけたらと思いました。
そこで、柊鰯のようなスワッグを作って事務所に飾ってみました。
「柊鰯(ひいらぎいわし)」とは?
節分いわしや焼嗅(やいかがし)とも呼ばれ、焼いた鰯の頭を葉付きの柊の枝に刺し、門口(玄関など)に取り付けて鬼が家に入ってこないようにする風習のこと。
柊と鰯にはそれぞれ役目があるようで、柊の葉の棘は鬼の目を刺すことで鬼の侵入を防ぎ、鰯を焼いた煙の臭いを鬼が嫌がって近寄らないと言われ、病気や悪いものを遠ざけるといった意味があるそうです。
本物の魚ではなく、ドイツトウヒなどの松ぼっくりをシルバーに塗って鰯風に。柊はなかったので南天のような葉を使い、ネコヤナギは可愛かったので一緒にしてみました。
効力はあるか分かりませんが、鬼や邪を払うということなので、しばらく飾っておきたいと思います。(by西)