令和2年2月27日(木) 9時現在 天気:曇り 気温:―6℃
ホッとするような写真をご覧ください。弊社管理別荘お客様のお部屋に飾られている可愛らしいお雛様!。♬
毎日、新型コロナウイルス感染の報道で気が気ではないですが、このようなお雛様をみると気持ちが明るくなりますね。♬
もうすぐひな祭り!小さいころからなんとなく過ごしてきた行事にも細かな意味があります。日々の忙しさや同じサイクルの生活の中で、そういった行事を過ごすことの大切さや、楽しむことへの心の余裕というのものを忘れかけていたように思います。1年の中にある行事の意味や四季の移ろいに目を向け、楽しめる豊かな心をもっていきたいものです。
ということで、ここで改めてひな祭りを勉強してみようと思います!
●ひな祭りの歴史・由来は?
ひな祭りの由来は中国から伝わった「五節句」という行事のひとつ「上巳」。季節の節目を意味する「節」のころは、昔から邪気が入りやすいとされていました。
日本では紙などで作った人形で自分の体を撫でて穢れを移し川に流すことで邪気祓いをする行事として広がっていきました。人形を流して邪気をはらうこの風習が、現在でも残るひな祭りの行事「流し雛」のルーツと言われています。
●ひな祭りはいつからいつまで?ひな人形ははやく片付けたほうがよい?
飾り始めるタイミングは、2月の中旬頃、季節の変わり目である立春を過ぎたあたり、ちょうど節分の豆まきで厄払いをしたあとがよいとされています。
厄災の身代わりになった人形のため、いつまでも置いておくのはよくないから早く片付けたと考えられています。
その他にも、ひな人形の婚礼の様子を結婚の象徴と考え、早く片付けることで嫁に早く行くということを表現しているとか、片付けるしつけとして行われているとも言われています。
●ひな人形の種類
お内裏様とお雛様(おだいりさまとおひなさま)
一番上の豪華な衣装のお二人。実は天皇陛下と皇后さまを表しています。
三人官女(さんにんかんじょ)
お内裏様とお雛様にお仕えする三人のかしこい侍女です。向かって右側から、長柄の杓、三方、銚子を持っています。
五人囃子(ごにんばやし)
能楽のお囃子を奏でる五人の男の子です。向かって右から、謡、笛、小鼓、大鼓、太鼓を持っています。
隋臣(ずいじん)
お内裏様とお雛様を守る用心棒です。右大臣(向かって左側、若者)、左大臣(右側、おじいちゃん)の二人です。
仕丁(しちょう)
お仕えする三人の雑用係です。向かって右から、ほうき、ちりとり、熊手をもっています。(外出用の付き人として、立傘、くつ台、台傘を持っている場合も)
●ひな祭りの料理
菱餅が3色の意味・・・
(赤)魔除けの意味を持つ赤の餅
(白)子孫繁栄や長寿になれる実といわれる「菱(ひし)の実」が使われた餅
(緑)邪気をはらうことが目的の母子草(春の七草の「ごぎょう」のこと)を使った餅
菱餅の形の由来
- ・菱の実の形
- ・陰陽道で女性を表す形
- ・大地を表す形
- ・心臓の形
はまぐりのお吸い物・・・はまぐりは対になっている貝殻でなければぴったりと合わないことから夫婦を表し、一生一人の人と仲良く添い遂げるようにという願いが込められているんです。
ひなあられ・・・4色でそれぞれ四季を表していると言われています。
- 春=緑
- 夏=ピンク
- 秋=黄色
- 冬=白
関東と関西で味が違い、関東は甘く、関西はしょっぱいものになります。
ちらし寿司・・・ちらし寿司に入っている具が縁起物であり、華やかな彩りがお祝いの雰囲気を醸し出すメニュー
- ・えび(長生き)
- ・れんこん(見通しがきく)
- ・豆(健康でまめに働ける)など